糸鋸刃の選び方

刃は選んで使おう

糸鋸刃の種類はたいへん豊富で、呼び方も価格もメーカーによって違います。

一般的に言えることは、刃厚の薄い刃は、薄い板や軟質の板に向いていて、刃厚の厚い刃は、厚い板や硬質の板に向いています。

組み木教室では、20ミリ厚のカツラ板をよく使いますが、そのとき糸鋸刃は「24山アサリ付」を使います。「アサリ付」とは刃を糸鋸にセットした状態で上から見ると各山が左右に交互に少し出ている刃で、鋸刃より鋸シロが少し広くなるため摩擦熱で板が焦げることを防ぎます。また、アサリによって切削速度が遅くなり、「正・ゆ・流し」の「ゆ」が守れるからです。

ある程度慣れた人には、切り肌がきれいな「24山中目」「24山手仕上げ」をおすすめします。

糸鋸刃の選び方は「旭工機」のホームページでも紹介されていますのでご覧ください。
http://www.asahikoki-kameka.co.jp/nokoba/nokoba1.htm

糸鋸刃のお求めは、ネットショップの「糸鋸刃」をご覧ください。



「24山アサリ付」の糸鋸刃


左から、3本入り、12本入り、100本入り