About 小黒三郎の組み木について
小黒三郎の組み木は、シンプルな曲線で描かれた寄り添う動物たちを、共有線で分割しているのが特徴です。組み合わせると、ほぼ隙間なくピタリと合います。ここでいう共有線とは、例えば1匹の動物の背を形づくる線が、そのままもう1匹の動物のお腹になる線のことです。小黒三郎が約半世紀にわたり、最も多くデザインした動物組み木をはじめ、節句人形、クリスマス、お話し、昇り人形、ゆらゆら人形、組み木絵、ポリキューブパズルなど、1000を超える作品があります。
もっと見るHow to play 組み木のあそびかた
小黒三郎の組み木は、手(Hand)と頭(Head)と心(Heart)(3H:スリーエイチ)を使って遊ぶ木のおもちゃです。手で触ることで、木という素材が持つ質感を感じ・記憶し・考えることが始まります。そして自然と想像力がふくらんでゆき、動物たちを構成してお話しを作ったり、バランスよく積み上げたり、もとの形に組み合わせたりと、自由な発想でいろんな遊び方を見つけることができます。
遊び方を見るSabuOguro & Works 小黒三郎と作品
美大を卒業して中学校の美術教師を9年間務めたのち、本人の希望で盲学校に勤めることになりました。視力を最も使う美術科の分野で、目の見えない子どもたちのために何ができるか…、という挑戦でもありました。突き当たったのが全盲児の触察という問題でした。目の代わりとなる手指の感覚や機能を身につけさせたいという思いで、板を糸のこで切り抜いて「触察ボード」を30枚作りました。
これがおもちゃ作りの出発点であり、その後の動物や雛の組み木のデザインの原点にもなりました。
Our passion 遊プランのこだわり
天然木から生まれる小黒三郎の組み木は、切り抜きから染色まで、すべての工程を職人の手作業で行っています。また、節句人形に用いる専用の容器も、日本各地で活躍する職人の手による伝統工芸品を使用しています。遊プランは、小黒三郎の組み木を後世まで伝えることを目的に、これからも高いクオリティで小黒三郎の組み木を生み出してゆきます。
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