Our passion 遊プランのこだわり
こだわり 01 材料のこだわり
小黒三郎の組み木本体には天然木を使用しています。組み木作りに適した広葉樹を、日本をはじめ海外から材木店を通して仕入れています。
入荷した木材を、木目や色調を考えながら各製品に割り当てます。例えば雛人形のお顔には、節があったり、あまりにも暗い色の材料は使えません。お雛様にはなるべく白いブナ材やメープル材の綺麗な部分を厳選して使用しています。
主に使用している材料は、ブナ(ヨーロッパ産)、メープル(アメリカ産)、オーク(日本、アメリカ産)で、デザインやサイズに合わせて使い分けています。
こだわり 02 製造のこだわり
小黒三郎の組み木は、天然木から製材した一枚の板を、職人が電動糸鋸を使って手作業で切り抜いています。一枚の板から切り抜くので、組み合わせると木目がピタリとあうのが特徴です。
電動糸鋸での切り抜き作業は、木工技術の中では入りやすく奥が深い技術です。職人さんに言わせると「何歳になっても毎日新しい発見がある」というほどです。職人歴何十年というベテランに加えて、新しい糸鋸職人も育ちつつあります。
染色は木目を生かすために、透明感のある染料を使用しています。自然な風合いを生かすため、コーティングはしていません。1ブロックづつ手作業で染色しています。簡単そうに見えますが、早くムラなく染める技術の習得は、何年もの時間がかかる職人技です。
こだわり 03 容器・装飾品のこだわり
「組み木の節句人形」に使用している容器や装飾品は、すべてが国内生産の伝統工芸品で、日本各地から厳選した工房にオーダーメイドで発注しています。協力いただいている工房は、それぞれの分野でのスペシャリストです。
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大館工芸社
秋田県大館市にある、曲げわっぱのメーカーです。
キメの細かい秋田杉を、蒸気で蒸しながら曲げて作ります。
(楕円雛、楕円武者の段飾り、鯉武者と金太、鯛雛の容器) -
花野屋
中山道奈良井宿にある曲げわっぱの工房です。
一人でコツコツと丁寧に製作されています。材質は木曽檜とサワラ、仕上げは漆塗りです。(楕円椿びな、楕円鯉武者) -
但田木地工房
富山県の庄川地域は挽物の産地。伝統工芸士の但田さんが作る円形容器は、材料を贅沢に使用した耐久性のある器です(円雛五段飾り、円雛三段飾り、円武者三段飾り)
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堀内あき
紅型の型染め技法で、型の上に色をのせて染めていきます。飾り台の後ろに掛ける型染め垂幕は、組み木の節句人形を華やかに引き立たせてくれます。(段飾りの特製垂幕)
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北川織物工場
滋賀県東近江地方にある織物工場です。
織物作家の北川陽子さんが、縦糸は共通で横糸を変えるだけで3色の布地を作ってくれました。(段飾りの普通垂幕)
こだわり 04 環境へのこだわり(SDGsへの取り組み)
KOPPAシリーズ
遊プランの主力製品である節句人形は、小さな節や色が濃いなど製品に適さない部分は端材となり、そのほとんどを産業廃棄物として処理してきました。しかし、産業廃棄物として焼却処分することは勿体ないだけでなく、長年かけて樹木が固定化した二酸化炭素を空気中に戻すことになってしまいます。
そこで、小さな端材でも作ることができるおもちゃを「KOPPA(木っ端)シリーズ」として製品化することにしました。今後は端材を利用した新たな製品の開発や、端材自体の販売を手がけることにより、端材の産業廃棄物としての処分量を5年後に50%以上削減することを目指しています。
こだわり 05 長くお使いいただくために
- 飾り方
- 日焼けや、割れ、反りの原因となりますので、直射日光や蛍光灯の直下は避け、エアコンなどの乾燥した空気が直接当たらないように飾ってください。
- 保管について
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高温に注意…ヤニやシミが発生することがあります。西側の壁付近、最上階の天井付近、コンテナの貸し倉庫、車内など高温になる環境での保管は避けてください。多湿に注意…カビ、シミの原因となります。長期間の保管には乾燥剤を箱の中に入れてください。
- メンテナンス
- 遊プランが製造する組み木は、時を重ねるにつれ、日焼けや染料の退色などで色が薄く見えるようになってきます。これは天然木の特徴で、経年変化として思い出とともにお楽しみいただけますが、ご希望の場合は「組み木のお色直し」を承ります。また、紛失(または破損)した部品のみの製造も行なっています。